社畜OL日記

27歳ブラック企業OL

社畜OL日記:2025年01月09日

2025年1月9日(木)

今日もまた、あの殺風景なオフィスで一日が終わった。時計の針が23時を指す頃、ようやく会社を出られた。足取りは重い。身体は鉛のように重く、心は空っぽだ。満員電車に揺られながら、ぼんやりと明日のことを考える。いや、考えたくない。考えれば考えるほど、吐き気がしてくる。

もう、この会社で働くのが耐えられない。地方の三流大学を卒業して、地元の中小企業に入ったのが間違いだったのかもしれない。新卒で入ったこの会社は、SEとして企業向けソフトウェアの開発に従事しているはずなのに、実際はSEの仕事はほんの一部で、残りは雑用と上司の機嫌取りだ。朝8時には出社し、夜23時には帰宅する。残業代はつかない。いや、正確にはつくけど、残業代込みの給料で、実質的には残業代分だけ給料が減らされているようなものだ。

昼休みはいつも同じ。コンビニで買ったおにぎり一個とカップ麺。そして夕食もコンビニ弁当。栄養バランスなんて考えられない。そもそも、朝ごはんを食べる時間なんてない。毎日、満員電車に揺られながら、空腹と疲労感に苛まれる。体には、疲労が蓄積されているのがわかる。肌は荒れ、目は充血している。体重は増え続けている。もう、鏡を見るのも嫌だ。

上司の言動も耐え難い。セクハラ発言、パワハラとも取れる発言が日常茶飯事だ。冗談のつもりなのかもしれないが、私にとっては全く面白くない。むしろ、恐怖を感じる。何度か、人事部に相談することも考えた。でも、この会社は、地元ではそこそこ有名な会社だ。辞めたら、次の仕事が見つかる保証もない。そして、地元に知り合いは少ない。一人暮らしだし、親にも相談できない。だから、私は黙って耐えるしかない。

休日は、昼過ぎまで寝ていることが多い。起きても、何もする気が起きない。部屋は散らかっている。掃除をする気力なんて、全くない。ゴミは積み上がり、洗濯物は山積みになっている。こんな状態なのに、自分を変える勇気もない。週末は、ひたすらダラダラと過ごし、月曜日の朝が来るのを、恐怖と絶望の中で待つ。

今日の仕事は、いつものように忙しかった。バグ修正に追われ、新しい機能の開発にも追われた。納期は迫っているのに、人員は足りない。みんな疲れている。疲れているから、ミスが増える。ミスが増えるから、さらに仕事が増える。悪循環だ。

上司は、いつも機嫌が悪い。些細なミスでも、大声で怒鳴り散らす。そして、セクハラまがいの発言をする。今日は、私の服について、「もっと派手な服を着たらどうか」と言われた。別に、仕事に支障をきたすような服装をしているつもりはないのに。

同僚たちにも、相談できない。みんな、同じように疲弊している。誰かが声を上げても、すぐに潰されてしまう。この会社は、そういう会社だ。誰もが、この会社に飲み込まれていく。私も、いつ飲み込まれてしまうのか、不安でいっぱいだ。

夜になると、妙に空腹感が襲ってくる。しかし、もうコンビニに行くのも面倒だ。冷蔵庫には、昨日買ってきて食べ残したコンビニ弁当がある。それを温めて食べよう。温めるのも面倒くさいけど、食べるしかない。

そして、今日もまた、日記を書く。誰かに聞いてもらうわけでもないのに。ただ、自分の気持ちを書き留めることで、少しだけ気持ちが楽になる気がする。この日記が、私の心の支えになっている。

この状態がいつまで続くのか。想像もできない。このままでは、精神的に壊れてしまうかもしれない。転職活動をしなければいけないのは分かっている。でも、どこに応募すればいいのか、何ができるのか、全く見当もつかない。自分には、何のスキルもないように感じる。

地方の三流大学を出て、この会社しか就職先がなかった。地元にこだわり続けた結果、今の自分がある。後悔しても、もう遅い。やり直すには、相当な勇気がいる。でも、このままでは、本当に壊れてしまうかもしれない。

明日も、また同じ一日が始まる。同じように、朝8時に出社し、夜23時に帰宅する。同じように、上司の機嫌取りに追われ、雑用をこなす。同じように、コンビニ弁当を食べて、疲れて眠りにつく。

この負の連鎖を断ち切るにはどうすればいいのか。真剣に考えなければいけない。明日、まずは、転職サイトに登録してみようと思う。それが、今の私にできる、唯一のことだ。

そして、部屋の掃除も、少しずつ始めなければ。小さなことから始めて、少しずつでも、今の状況を変えていこう。まずは、ゴミ出しから。それから、洗濯物を片付ける。そして、いつか、この日記に明るい未来を書き記せるように。

そう願うばかりだ。

本当に疲れた。早く寝なければ。明日は、また、あの地獄のような会社に行かなければならない。

おやすみなさい。