2025年1月16日(木)
今日も一日終わった。時計の針が23時を指している。いつものように疲れて、身体が鉛のように重い。会社のデスクでこの日記を書いているけれど、正直、今すぐにでも倒れ込みたくなる。 もう、何日こんな生活を繰り返しているんだろう。数えるのも億劫だ。
朝はいつものように、バタバタと支度をして会社へ。朝食なんて、もう何ヶ月も食べていない。時間がない、というより、食べる気力がないのだ。朝の光を浴びることも、ほとんどない。通勤電車の中で、ぼんやりと窓の外の景色を見ていても、何も感じない。ただただ、会社に着くまでの時間を数えているだけだ。
会社に着くと、まずメールチェック。未読が山積みになっている。上司からの指示、クライアントからのクレーム、同僚からの相談…どれもこれも、私には重荷でしかない。朝礼は、いつも上司の自慢話と、私たちへの叱責で始まる。具体的な指示は少なく、漠然とした「もっと頑張れ」という言葉だけが響く。その言葉に、どれだけの重圧と疲労が隠されているか、上司にはわからないのだろう。
今日の仕事は、バグ修正と新機能の追加だった。昨日徹夜で頑張ったはずなのに、またしても残業は避けられない。コードを書き、テストを行い、修正を行い…。エンドレスな作業に、心がすり減っていくのがわかる。昼休みは、いつものコンビニのおにぎりとお茶。ゆっくりと食事をする時間なんて、全くない。机で立ったまま食べることも多い。
午後からは、上司からのセクハラまがいの発言が続いた。今日は特にひどかった。「○○さん、最近疲れてる?もっと可愛くして仕事しないと、男の人、喜ばないよ?」とか、「今度、二人で飲みに行こうよ。特別なサービスしてあげるから」とか。冗談のつもりなのかもしれないが、冗談では済まされない。吐き気がしそうになるのを必死に堪えた。
パワハラとも取れる発言も日常茶飯事だ。私のミスを、大げさに取り上げて、全員の前で罵倒する。その言葉の暴力は、私の心を深く傷つける。他の社員も、上司の横暴には慣れてしまっているようで、誰も何も言わない。私も、もう何も言えない。ただ、耐えるだけだ。
残業は、日付が変わる頃まで続いた。同僚は既に帰った後だ。この会社の仕事量は、明らかに人員不足だ。それでも、人員を増やすどころか、さらに仕事量を増やすばかりだ。残業代は出るけれど、それ以上に、私の心と身体はすり減っている。
帰宅すると、部屋は散らかり放題だ。掃除をする気力なんて、全く残っていない。そのまま、ベッドに倒れ込む。何も考えずに、ただただ眠りたい。週末も、午前中はほとんど寝ている。部屋から出たくない、誰にも会いたくない。そんな気持ちでいっぱいだ。
コンビニで買った弁当を夕食にする。野菜不足なのは分かっているけれど、料理をする気力がない。こんな食事を続けているから、身体もだるい。健康診断の結果も、きっと最悪だろう。
このままではいけない、と分かっている。このまま働き続けたら、私は壊れてしまう。でも、どうしたらいいのか、全く分からない。転職活動も考えているけれど、3流大学卒のSEなんて、他に仕事が見つかるのか不安でいっぱいだ。スキル不足も感じている。実力不足なのは自覚している。
この会社以外では、どんな仕事ができるのだろう。他の会社では、こんな長時間労働はしないのだろうか。こんなセクハラ、パワハラは、許されないはずだ。でも、私には、他に選択肢があるのだろうか。
この仕事が、私の人生を狂わせている。毎日が、まるで拷問のようだ。それでも、私は、明日もまた、会社に行くのだろう。朝8時に、あの薄暗いオフィスに姿を現し、夜の23時まで、あの劣悪な環境の中で働き続けるのだろう。
この日記は、私自身の心の叫びだ。誰にも見せるつもりはない。ただ、この苦しみを、ここに書き留めておきたい。いつか、この苦しみから解放される日が来ることを願って。
このままではいけない、と強く思う。今日、転職サイトに登録してみた。登録するだけで精一杯だった。明日から、少しづつでも良いから、転職活動を始めよう。まずは、求人情報を見ることから始めよう。
小さな一歩だが、この一歩が、私の人生を変える最初の行動になるかもしれない。そう信じたい。
明日も、同じように辛い一日になるだろう。でも、今日よりは、少しだけ、希望を持てるように。そう願って、今日は眠りにつこう。 少しでも早くこの状況から抜け出したい。