社畜OL日記

27歳ブラック企業OL

社畜OL日記:2024年12月09日

2024年12月9日(月)

もう、だめかもしれない。本当に、だめかもしれない。

今日の残業は23時30分までだった。週末が近づいているせいか、バグ修正が山積みで、上司の山田課長は終始機嫌が悪かった。いつものことだけど。コーヒーを飲みながら「お前みたいなやつは、一生この会社で終わるんだぞ」とか「もっと仕事が早い人間はいくらでもいる」とか、嫌味を言ってくる。別に私だけじゃなく、他のメンバーにも容赦なく言うんだけど、私の方がなぜかターゲットにされている気がする。今日は特に酷かった。修正したコードを提出したら、「こんな雑なコード、誰が書いたんだ!」と大声で怒鳴り散らして、私の目の前でモニターを叩きつけた。モニターは無事だったけど、私の心臓は砕け散りそうだった。

それから、今日に限ったことではないけれど、山田課長のセクハラ発言も酷かった。「○○さんって、彼氏いないの?俺とご飯行かない?」とか、「もっと可愛い服着てくれば、仕事もはかどるのに」とか、本当に気分が悪い。最初は冗談だと思おうとしたけど、回数が増えるにつれて、冗談じゃないと感じるようになった。人事部にも相談しようと思ったけど、山田課長は役員と繋がりが強いみたいだし、相談しても無駄な気がする。むしろ、私自身がターゲットにされるんじゃないかという不安の方が大きい。

ランチは、いつものセブンイレブンの鶏むね肉おにぎり2個と、カップヌードル。朝は食べる時間がないし、そもそも起き上がることすら億劫で。栄養バランスなんて全く考えていない。健康診断で引っかかったらどうしよう、なんて考えたくないから考えないようにしている。夕食は、駅前のローソンで買った焼き鳥弁当。コンビニ弁当ばかり食べているから、味が全部同じに感じるようになってきた。美味しいものを食べたい、ちゃんと料理をして食べたい、そう思うけど、仕事から帰ってきて、疲れてぐったりしている体には、そんな気力なんて残っていない。

休日だって、ほとんど家で過ごしている。昼過ぎまで寝て、起きてからも、部屋の散らかった状況を見て、さらにやる気がなくなってしまう。ゴミは溢れ、洗濯物は山積み、食器は洗いっぱなし。以前は、そこそこ綺麗な部屋を保てたのに、今はもう、どうでもいい。掃除する気力なんて全くない。このまま、ゴミ屋敷みたいになっちゃうのかな、と考えるだけで、また気持ちが沈んでいく。週末に友達と会う約束も、最近はキャンセルすることが多くなった。会う気力がないし、会う顔もない。こんな私と友達でいてくれるなんて、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

もう、この会社辞めたい。そう強く思う。でも、辞めたらどうなるんだろう?次の仕事を見つけられるのか?生活していけるのか?不安でいっぱいだ。地方の三流大学卒のSEなんて、需要があるのかな。スキルアップもできてないし、転職活動なんて、考えただけで気が遠くなる。でも、このままこの会社で働き続けたら、私は潰れてしまう。心も体も、完全に壊れてしまう。このままでは、いけないとわかっている。

今日、久しぶりに実家の母から電話があった。元気?仕事は大丈夫?と、いつもの優しい声で聞いてくれた。でも、その優しさに、また涙がこみ上げてきた。「うん、元気だよ」と嘘をついた。母に心配をかけたくないし、弱音を見せたくない。本当は、もう限界なんだ、と言いたかったのに。本当は、辛くて苦しくて、毎日が地獄みたいなんだ、と言いたかったのに。でも、言えなかった。母を悲しませたくないから。

このままではいけない。明日、転職サイトに登録してみよう。勇気がいるけど、やらなきゃいけない。このままでは、本当にだめだ。明日から、少しずつでも良いから、部屋を片付けよう。そして、簡単な料理からでも始めてみよう。まずは、小さなことから始めて、少しずつでも、今の状況を変えていかなければ。

でも、明日もまた、朝8時には出社しなければならない。また、山田課長の嫌味を聞かなければならない。また、疲れてへとへとになって、コンビニ弁当を食べることになるのだろう。明日も、きっと辛い一日になる。でも、今日よりは、少しでも良い一日になるように。小さな希望を胸に、寝よう。

明日こそ、転職サイトに登録する。そして、少しでも早く、この会社から抜け出せるように、頑張る。頑張らなきゃ。頑張らなくちゃ。…頑張れるかな。

明日も、太陽は昇るだろうか。